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2010年9月29日 (水)

現代将棋

随分以前サイン会で購入した、梅田望夫さんの「シリコンバレーから将棋を観る―羽生善治と現代」を、ようやく、読み始めました。特別将棋に、関心はなかったのだけれど…

将棋界応援団の nanaponさん のお勧め。
将棋と関わりなくとも、おもしろいから読んでごらん、と言われていた。

とはいえ、所々に「打ち手」が書かれているし、

将棋は、全くと言っていいほど解らないので、サインは頂いたものの、そのまま未読の書としてナイトテーブルに積まれたままになっていた。

本を読むことは嫌いではないのだけれど、
読む気にならない 時期はある。
逆に、なぜか、何か読んでいないといられない、時期も、ある。

今、後者。
リビングで読む本。
会社で読む本。
通勤電車内で読む本。
寝る前にベッドで読む本。

読むのが遅いので、一日に何冊も平行して読んでいる。

というわけで、今、就寝前のベッドで、「シリコンバレーから将棋を観る」を読んでいる。
まだ、途中なのですが、

2つ、思いついたことがあり、忘れないに書いておきます。

■ひとつ目、
タイトルに書いたように、現代将棋。
もはや、当たり前なのでしょうか、ね。
羽生善治さんが将棋専門誌「将棋世界」に連載した「変わりゆく現代将棋」。

変わりゆく現代将棋(上)

変わりゆく現代将棋(下)

(ベストセラーのようですね)

将棋を知らないので、中身は全く解りません。
が、梅田さんの解説というか評価を読んでいると

つくづく思います。

将棋って、ジャズと一緒、だと。

そういう私は、ジャズも素人なので、正しい理屈だと大声では言えませんが、
ジャズに対する印象はというと、

「よく、わかんない」です。
何がわかんないかと、言うと、インプロビゼーション【improvisation】ってヤツ。
何が「よくわかんない」のかが最近解ってきただけでも、進歩だとは思います。

今は、聴き方は多少解ります。
(吹くための理屈も少しは解りますが、吹けません)
(ジャズに限らず音楽を楽しむのに理屈はいらない、というコトは基本だと思ってますが)

けど、ジャズの醍醐味は、この「即興演奏」だと言われます。
これが多少どころでなく、もっと解ってくると、ジャズの真髄に近づいていくわけです、きっと。

将棋もジャズも「よく、わかんない」から、「一緒だ」と言っているのではありません。

定型の吹き方を、敢えて外して「へぇ、そこ、そーくるかっ!」っていうのが、
奏者の「してやったり」な、わけですね。きっと。
聴き手や一緒に演奏しているメンバーに、賞賛されるわけです。
(スケールとかコードとかの定型を知っているとそのことがよーくわかるはずなんです、ね)

ジャズの歴史は、そーいったコードの進行やリズムや、なんやかやを「壊す」ことで進化してきたんじゃなかったでしたっけ?確かそーですよねぇ。

羽生善治さんは、将棋で「それをやった人」なんですねぇ。
しかも、将棋界を進化させようと、「知のオープン化」を惜しみなく進められた。
「打ち手に著作権は、ない」と。
とーぜんレベルはどんどん上がっていくわけですねぇ。
自分自身を、高めていく覚悟がないと、できないわけです。
しかも、高めちゃった人、なんですねぇ。

「即興演奏」に著作権があるのかどうか、わかりませんが、
楽譜にして、販売するならば著作権料を払うことになるのでしょうか、

聴いて、コピーする分には、かかんないんじゃないかなぁ。

とすると、将棋もジャズも、一緒なわけです。
しかも、そこに醍醐味があるのも一緒なわけですね。

そして、梅田さんによると、羽生さんは「相手に勝つ」ことよりも、「自分に勝つ」しかないと。「打った後は待つしかない」と。

相手との“知のやりとり”の場、なんですねぇ。

ジャズのセッションにも、「バース」といって、楽器というか奏者間の、やさしくも、激しく、会話するが如く「フレーズの交換」をする局面が、曲の終盤にあります、ね。
もちろん演奏全体を通しても、メンバーとの受け渡しのようなことで、構成していくわけですが、

相手(演奏メンバー)との“音のやりとり”の場、ってことになるのかなぁ。

将棋もジャズ、勝ち負けではなく、「作品」なわけですねぇ。
局という場と曲という素材で、知と音をそれぞれ交換しているのです、よ。

将棋とジャズ、一緒なんですね。

■そして、ふたつ目は、こんなコトができたら、すっごいなぁという妄想です。

将棋の「なんとか戦」っていうのが、公開されていることすらよく知らなかったけれど、
そこに集まる人達って、結構、「定石」っていうのを知っている人達なんだろーなぁという印象。梅田さんは、「指さないけど観る将棋ファン」を自称されているけれど、

やっぱり、「将棋のことよく知って」るし。

でも、ジャズっていうのは、もちろん、演奏しない人もライブには来るし、CDも聴く。
部屋でBGMとして聴くことや、ライブでも、食事とかお酒とかの合間に聴く。ってこともあるわけだし、それほどジャズを知らない人達もジャズのまわりには結構いたりする。
(もちろん、ライブには、即興演奏を聴きたくて足を運ぶ人が比率的には多いんだろうけど、絶対数が少ないから、ライブハウスはいつも空いているんだろう、なと思う)

将棋の世界の状況がもしこうだとしたら、

お互いが入れ替われると、すごいことになるのかなぁ、と。
私みたいな、
将棋を知らない人が見に行ける将棋の場

プロの奏者が入れ替わり立ち替わり、演奏したりしてしまうほど
即興演奏の「そこ」を解っている人達が集まる場

要するに、
ジャズのライブハウスのように、アルコール飲んで食事しながら
その合間に対戦を観られる「将棋ライブハウス」
ジャズのライブハウスっていうのは、いろいろあって、メジャーなハコは一種社交場のようにもなっているけれど、そういう、「将棋ライブハウス」。
あるいは、
セミプロというか、腕にそこそこ自信のあるアマチュアが対戦するこぢんまりとしたアットホームな街の将棋ライブハウスっていうイメージ。

一方、将棋の「なんかと戦」のような、観るファンも含めた将棋通があつまるような、
奏者が次々とひとつの曲を続けて演奏してしまう、延々と続くアドリブセッションが聴ける機会。奏者が入れ替わるたびに、聴き手の奏者が絶賛するような場。
で、奏者達がベスト奏者を選ぶ、とかしちゃう、機会。

ジャズのライブハウスでは、素人のジャムセッションとかはやっているければ、プロのジャムというのは、ないよね。

どーでしょーかねぇ、こーいうの。
それぞれのライブシーンがすっげぇ盛り上がるんじゃない?

まさに、アンビションだなぁ。
ジャズミュージシャンが将棋をやったり、棋士がラッパ吹いたりっていうもの余興としては、いーけど、それはそれで、あまり、おもしくないよね。

ところで、「将棋」っていうのは、そのものの普及を考えておられるようですが、
普及啓蒙のための広告キャンペーンとか、「将棋のブランディング」とかはやったりはしないんでしょうか。な~んて、ね。

戯れ言はさておき、
梅田さん、前者の意見と、後者のアイデア、いかがてしょうか。
梅田さん、ジャズもお好きそーですよ、ねぇ。


シリコンバレーから将棋を観る 羽生善治と現代
梅田望夫著 中央公論新社発行

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